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ホテルWBFアートステイ那覇について

 「ホテルWBFアートステイ那覇」は、「文化・アートと寄り添うホテル」というコンセプトのもと、3~10階の客室全80室にタイにある孤児たちのための生活施設”バーンロムサイ”の子どもたちが描いた絵を、2階の客室全9室には9名の写真家たちによる作品構成にて、各客室すべてが違う絵柄、レイアウトで構成し、部屋自体がひとつの異空間=旅となるべく構成されたアート・ホテルです。

目に見えないクリエイティブのちからを信じ、新たに「ホテルWBFアートステイ那覇」として、アート、想像する、創造するという想いを込めて子どもたちの絵と、国内外で活躍する写真家たちによる作品との二本柱として展開し、特別な空間が生まれました。

国際通りの喧騒を抜けてホテルの室内に入った途端、各客室の作品が媒介となり、そこに広がる異空間が訪れた人々をさらなる旅路へと導きます。お気に入りの客室で、ぜひ作品と一緒に眠りについてみてください。



Growing artist’s floor

タイにある孤児たちのための生活施設”バーンロムサイ”の子どもたちが描いた個性豊かな絵を8フロア、全80部屋にちりばめました。

Photographer’s floor

この度の趣旨に賛同いただいた、国内外で活躍する写真家たちによる全9部屋です。室内構成のいたるところに作家の個性が立ち現れ、旅の空間を更に盛り立ててくれます。

バーンロムサイとは?



バーンロムサイは、HIVに母子感染した孤児・遺児たちの生活施設として1999年12月、北タイ・チェンマイ郊外に設立されたのが始まりです。当時タイではエイズが猛威をふるい、治療薬も行き渡らず、多くの人が感染・発症し亡くなりました。エイズにより両親を失う子どもたちが増加、バーンロムサイにもバンコクとチェンマイの国立孤児医院からHIV/AIDSによる孤児たちが入園しましたが、開設から3年間で10人の子どもがエイズを発症し、命を落としました。

この頃「絵を描くこと」で何人かの子どもたちの免疫力を表す数値、“CD4” が上がって以来、私たちは絵を描いたり、ものをつくったりすることを意識し、力を入れています。当時子どもたちは薬だけではなく、沢山のボランティアや技術指導してくださる方々の協力もと「つくり出す力」に命を支えられました。

その後、医療の躍進的な発達により感染児たちは抗HIV薬の投与を続けており、現在も全員元気に暮らしています。母子感染自体が防げるようになった結果、2012年よりバーンロムサイにも様々な事情で孤児となった子どもや、親と一緒に暮らせない子どもたちが入園してきました。現在ホームで生活している30人の子どもたちには30の個性と可能性があります。人を思いやる心を大切に、気持ち良い大人に育ってほしい…そして、できることなら自分が得意とすることで自立してもらいたい。そんな親心からバーンロムサイは勉強だけでなく、色々な体験を可能にする取り組みを行なっています。

18歳を超えた子どもたちは園外で生活していますが、専門学校や大学に通っている子どもに対しては、学費、そして体調を崩した際のケアなどのサポートを続けています。子どもたちが無事に成長し、いつの日か社会に出て自立する時に様々な体験や技術が役に立ってくれればと願いつつ、困った時の “実家” として存在し続けたいと思っています。

開園当初からバーンロムサイをサポートしていた任意団体からスタートし、2003年に法人格を得た日本のNPO法人バーンロムサイジャパンは現在、エイズによる孤児たちの生活施設 “Ban Rom Sai Children's Home” 以外にも、様々な地域プロジェクトを立ち上げ、北タイの恵まれない環境にある人たちを支援しています。 “運営を寄付だけに頼るのではなく、少しでも自立したものにしたい” との想いから、ものづくりや宿泊事業を立ち上げ、これらを “家業” とし、子どもたちの自立に向けた職業訓練・就労の場を提供しています。

ものづくりやゲストハウスのサービス部門では隣国からの難民やタイ北部の少数民族を積極的に雇用することで地域社会に貢献しています。私たちは『買うこと、泊まること』で現在の消費文化が自然な支援につながることを目指し、社会に循環をもたらす仕組みづくりを念頭においた活動をしています。

*「バーンロムサイ」とは、タイ語で“ガジュマルの木の下の家”という意味。安心して暮らせる場所、という想いを込めて名付けました。

Ban Rom Sai
23/1 Moo 4 T.Namprae, A.Hangdong, Chiangmai 50230 Thailand

NPOバーンロムサイジャパン
〒249-0005 神奈川県逗子市桜山 7-3-32
www.banromsai.jp


ご協力各社


設計:株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ

アートディレクション:artdish g 沢渡麻知

ロゴデザイン:ケイツー 長友啓典
照明デザイン:シリウスライティングオフィス
家具:小泉誠
建築サイン:水野図案室
建築写真:堀田賢治

協力: 一般財団法人日本カメラ財団、URANO、エプソン販売株式会社、株式会社堀内カラー、株式会社ミズカミ、
ギャラリー・アートアンドリミテッド、サードギャラリーアヤ、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリー、
ホルベイン工業株式会社、Maho Kubota Gallery、リンテックサインシステム株式会社(五十音順)